AA論

アスキーアートと「盗作」

初めに アスキーアート(AA)は、自由なものだとよく言われる。「パブリックドメインだ」とか「だれにもしばられない」とか。また私も前回のエントリーで、AAはそのように認識されていると、ギコ猫騒動を題材にして書いた。 だがAAにおいて、「盗作」する自…

「アスキーアートの法と慣習」をまとめました。

連載物の書庫 右のリンクにも貼ってありますが、ブログで連載している「アスキーアートの法と慣習」の現在までにできたものをまとめました。 読みやすくするために、大部分を編集・修正してあります。 読んでいただければ、幸いです。謝辞:mixiにて、サイト…

 アスキーアートは誰のものか。

目次 犬が目覚めた日 - アスキーアートの法と慣習① 犬が目覚めた日 - 法的側面―アスキーアートの法と慣習② 犬が目覚めた日 - 人々の反応-アスキーアートの法と慣習③ 犬が目覚めた日 - 2ちゃんねるでの反応―アスキーアートの法と慣習④ 概要 これまでは、①で…

2ちゃんねるでの反応―アスキーアートの法と慣習④

目次 犬が目覚めた日 - アスキーアートの法と慣習① 犬が目覚めた日 - 法的側面―アスキーアートの法と慣習② 犬が目覚めた日 - 人々の反応-アスキーアートの法と慣習③ 全体の概要 2002年での2ちゃんねるの利用者数は約340万人*1であり、現在の3分の1ぐらい*2…

人々の反応-アスキーアートの法と慣習③

目次 犬が目覚めた日 - アスキーアートの法と慣習① 犬が目覚めた日 - 法的側面―アスキーアートの法と慣習② 西村氏の反応 2ちゃんねる管理人、西村博之(通称ひろゆき)氏は、タカラが「ギコ猫」の商標を出願したこと対してどのような態度を取ったのだろうか…

法的側面―アスキーアートの法と慣習

犬が目覚めた日 - アスキーアートの法と慣習① 不定期掲載 商標権とは 今回の騒動では、タカラが「ギコ猫」という名称を商標出願したことが問題とされていた。商標とは「標章」(文字、図形、記号もしくは立体的形状もしくはこれらの結合またはこれらの色彩と…

アスキーアートの法と慣習

初めに アスキーアートとは、コンピューター上に打ち出される文字、記号などを組み合わせることによって作られる絵のことのである*1。日本においては、2ちゃんねるやそれと同様式の掲示板で作られることが多い。そして、アスキーアートによるキャラクターも…

構図

原物(自由)か原物(独占) 自由 「ユンカース」「小麦ちゃん」「ドワンゴ」「マイアヒ」「のまネコ」「墨香オンライン」「同人」 独占 「ギコ猫騒動」「I&P」「モナー商標」 二次的著作物(自由)か二次的著作物(独占) 改変(自由) 不明 改変(独占) …